エンバーミング 赤さん

なんだかもう秋ですね。ぐっすり寝てしまいついつい寝過ごしてしまいそうです。

今日は、ひさしぶりの投稿で赤さんのエンバーミングを書きたいと思います。

赤さんは成長度合いによって、エンバーミングの処置の方法もガラっと変わっていきますが、出来る限りお母さんやお父さんが最後に抱っこできるように心がけています。赤さんへの処置はとても繊細で、大人の方より更に気が抜けません。赤さんが亡くなると、やはり普通の事ではないわけで、まわりの人は騒いでしまうようですが、エンバーマーとしてご家族の気持ちを考えて亡くなった状況や、家族の状況等、処置に必要な情報以外は詮索したくないです。ただただ、赤さんが抱っこされたい人のもとへ行けるように、と願いをこめて丁寧にエンバーミングします。赤さんは、身体の多くが水分で出来ていて、動脈は細く、皮膚が薄くホルムアルデヒドの乾燥も強く影響されますし、大人とは違う体勢です。薬品の選定も細かく気を配り、注入も弱で行う場合が多いですが、様々な理由で少し強めにしたり、といつも以上に気をかけます。大事に大事に育てられる赤さんは、エンバーミングも大事に大事にされますので。

Licensed Embalmer of Hawaii Rei Kubota

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