東京湾羽田沖海洋散骨

東京都府中市からエンバーミング、海洋散骨、小平霊園樹林墓地を推奨しています

株式会社くぼた です。

8月末日に委託の海洋散骨を執り行わさせていただきました。当日は台風の後だということもあり、波の心配がありました。しかし東京湾内で羽田沖合ですと影響がさほどなく、お客様を乗船しても安全に行えることがわかりました。相模湾ですとそうはいかないでしょう。うねりで大揺れで危険だったと思います。

安全に海洋散骨を行う事が、いちばん大切な事です。船長含め、経験豊富なスタッフにより安全な海洋散骨が実現できると感じます。

これから、諸事情で海洋散骨を希望される方が増えると思います。安全に節度をもって行えば、すばらしい供養の在り方です。当社が少しでも発信できれば幸いです。散骨についてご質問などございましたら、ご一報くださいませ。

お問い合わせは ➢ 株式会社くぼた まで。

 

2日目of エンバーミング及び再構築施術(修復)会議2018年8月

2日目の会議では、主に頭や顔の外傷の内容を学びました。やはり大きくて複雑な外傷は時間も費用もさらにかかります。対面することはほぼ難しいというか、顔で当人を認識する事さえ難しい状態のご遺体を対面できるまでに戻す、ということです。英語では、Viewable、Identifiableとご家族に説明します。色々な言葉を使える私たちは時に、余計なことまで言い過ぎてしまったり、違った意味にとれてしまう言い方をしたり、言葉は本当に難しいですね。

それは言語が違えども同じことであり、敏感になっているご家族には言葉を選び、しかしご理解いただけるよう、対面は出来るがご生前の様とは言い難い場合には対面可能であり認識可能とお答えします。

私の友人であり、ゲストスピーカーであるスーザンは、エンバーマーとしてとても熱い想いをもっている女性で、応援したくなるようなそんな人です。

彼女の発表した内容は、亡くなる際に顔面を殴打してしまった高齢女性のエンバーミング及び修復でした。スライドの写真で見る限りでは、ご生前のお顔と違うのは鬱血して黒くなり腫れてしまっている目の周り、顔の左側が打ち身による浮腫で異様にふくらんでしまっている部分でした。処置方法の詳細はご説明できませんが、処置後は浮腫のふくらみも消えて左右対称になり、眼の周りの腫れはなくなり、変色もお化粧できれいに隠せていました。日本でも、お顔の浮腫問題は多く、抗がん剤治療を受けていた方や、心臓疾患の方、事故にあった方などは目の周りや唇、顔全体にまで及んでいる場合があります。

スライド写真で見る限り、彼女のお化粧は丁寧かつ自然で故人のいつもかけていた眼鏡が彼女の処置を手助けしていたかのように感じました。また、繊細なお化粧をできる彼女は縫合のステッチも細かく、ワックスもわからないように使われていました。

ランチに彼女と話をしたところ、満足なんてことはなくもっと家族のために出来るエンバーマーになりたい、と言っていました。

エンバーミングのご相談は 株式会社くぼた まで

Licensed Embalmer クボタ レイ

バイオシール特殊納体シート

東京都府中市よりエンバーミング、海洋散骨、小平霊園樹林墓地をお勧めしています

株式会社くぼた です。

バイオシールはアメリカで開発され、様々なご遺体のケースに役立たれています。9.11でも使用されています。米軍、病院、監察医務院でも採用されています。なぜなのでしょう?

一番の理由は従事者の細菌、感染症からの防御のためです

日本では葬送の文化的に素手で故人様に触れ、処置をなさる方が現在も多くいらっしゃいます。私も(ケースにより)いまだに手袋をせずに処置することがあります。

今後益々国際化の波が押し寄せて、日本国内にどうしても危険な細菌が入り込む可能性は無いとは言えません。

ご遺体を触れる、従事されるみなさまには本当に真剣に考える時期と当社は考えます。例えば、数年前にアメリカでも発生した第一感染症に指定されているエボラウイルスは納体袋で何重にもする指示がアメリカの疾病センターより指示されています。その2重目にバイオシールを使用するよう指定されています。そのためバイオシールはアメリカ他各国で採用されています。

もちろん、密閉しますので、臭い、漏れもありません。

葬儀社様からの緊急なご遺体の処置も当社で対応しております。例えば、腐敗の進んだケースの入電、霊安室にその臭いが残るのは困る、でも安置しなければならない。など、バイオシールで密閉しご安置すれば問題ありません。

バイオシールが採用されているもうひとつの理由は安置室を守る意味もあります。

ご相談は➢株式会社くぼた

初日 of エンバーミング及び再構築施術(修復)会議 2018年8月

去年、この会議の主宰者でもある再構築施術専門学校でハンズオンという献体されたご遺体でのクラスを受けました。目の前にいらっしゃるご遺体のためにも精一杯学んで帰ろうという意気込みが強すぎて、見えていない部分もあったかのように感じますが、今回は校長であるバーニーに、友人作りもしていくのだよ、と言われ少しリラックスして受けられました。

協賛会社でもあるエンバーミング薬品会社、エンバーミング備品・用具・器具会社、修理会社、等がいて株式会社くぼたの取引先であるESCO社も出展していました。いつも薬剤の疑問や使用に関しての質問をしていたESCO社のセールスマネージャー、ダナさんがいて、サプライズの出会いにお互いに大笑いでした。

2日目に開催されたオークションのために多くの参加者や協賛会社が様々なモノを寄付し、スカラシップに使われるという催しがありました。そこでダナさんはエンバーミング薬品のヘキシ(Hexyethylphenoform)1箱を寄付していました!実は、未だヘキシの奥底に眠る力を理解できず、使い切れていない感のある私はダナさんとお話しができて良かったです。

ヘキシの効力については、また今度にとっておきましょう。

初日は夕方より、会議の概要やその他諸々があり、私としては去年ぶりに会う友人たちとの再会にとても興奮していました。やはり目指すものが同じ同士というのはとても刺激的であり勉強にもなります。去年のセミナーは14名のクラスでそのうちの3人と会うことが出来ました。その3人のうちのひとりがゲストスピーカーとして登壇するのでとても楽しみにしていました。そのお話しは次回のブログに載せますね。

 エンバーミングのご相談は、株式会社くぼた まで

 

Licensed Funeral Director and Embalmer  Rei Kubota, L.F.D.

エンバーミング及び再構築施術(修復)会議 2018年8月

米国で2年に一回、プロフェッショナルなエンバーマーのための修復(再構築施術)会議が行われます。会議と言っても、再構築施術専門学校が主催し、経験のある様々な国のエンバーマーがゲストスピーカーとして経験や技術を紹介する場となります。2年に1回行われる会で、私が参加した今回の会には30年も40年も経験のあるエンバーマーが半数以上をしめ、お友達となることもできました。

そもそも、このエンバーミングの再構築施術専門学校の校長であるバーニーは、葬儀の際の「最後の対面」が大変重要だと考えています。もちろん、葬儀のタイプは様々あれど亡くなった方とその家族や親戚、近しい友人との顔を合わせてのお別れを必ずもつようにすることが大事だという考えです。

もちろん、葬儀において何が正しくて何が悪いということはないのですが、対面をしたくても出来ない方のための再構築施術で、時間もかかれば費用もかかります。ですので、多くの場合突然亡くなったケースが多く、そういう方の死因は事故や事件などである場合が多いのです。

今回ご紹介いただいたケースの多くが、車やオートバイの事故、銃での事故や自殺、見つかりにくい自殺により遺体の腐敗、変死による解剖、により対面するのが難しいように思われる状態になっています。例えば、小さい傷であっても、場所的に血管を傷つけていれば大量出血で顔中が血だらけで洗えばきれいになってしまう場合もあれば、眼や鼻、口の位置がわからなくなってしまっているような方まで含まれています。

再構築施術を用いれば、全ての方が生きていた頃に戻るかと言えばそうではありません。ケースによれば人形のようになってしまっている方も残念ながらいらっしゃいました。でも、それでもご家族はお別れできた、ありがとう、喜ばれるそうです。

生きていた頃の、元気だった頃、若かった頃、希望を言えばたくさんありますが、大事なことは自分の大事な人がいると安らかなようだと認識できて、その人の死を家族はつらいけれど、悲しいけれど認識をするということだと考えます。

その会議の半数以上がエキスパートと言える方々のようでした。エンバーマーは、いつまでも完璧や100%はなく探求心の塊でなくてはいけませんね。

このブログではこの数日勉強したことやその他諸々ご紹介を続けていきます。

 

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