エンバーミング 同意書

ご家族の希望でエンバーミングを施術する場合、葬祭ディレクター及びエンバーマーより用意された同意書に印鑑をおす必要があります。これは、ご遺体に対して切開や縫合をすることや、薬品を使用することへの同意と許可をいただくためです。口頭だけでなく、書面で用意され、エンバーマーや施行する葬儀社はご遺体にたいして最大限の尊厳を持って、出来る限りの技術を提供することをお約束します。

これとは別に修復、そして今回私が学んできた再構築手術にたいしても別紙で同意書が用意されます。特に訴訟大国アメリカでは詳細部分まで家族に説明をし、同意及び許可をもらいます。日本でも遺体損壊と言われてしまわないために、書面で必要となります。さて、ここでご家族への処置内容ですが詳細部分の説明は必要なのかどうか。実際に修復、再構築手術と言っても必ずしもご生前のようになるとは限りません。また、大きな事故等の場合ご生前を取り戻す、ご生前のようにとは難しく、ご対面可能というImpossibleをPossibleにすることにご家族は希望を託し、エンバーマーは精一杯の技術と努力をする。同意書には、そこをつなぐ役割もあるのかもしれません。

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Licensed Embalmer 久保田 玲