カテゴリー: エンバーミング

エンバーミングの薬品は、基本的に防腐のためのホルムアルデヒド、殺菌及び違う薬品同士をうまく混ぜ合わせるためのメタノールが主な含有物となります。その他部分は、薬品会社によって違い、それが隠しアイテムとなります。もちろん、この部分は販売しているくぼたでも教えてもらえない部分でもあります。くぼたが販売しているESCO社の一番の特徴は薬品の浸透力だと私は感じています。浸透力が良いため、量をたくさん入れてパンパンにしなくても、ご生前のご病気で身体に薬品が入りづらい方でも、無理なマッサージなしに薬品が浸透できることを実感しています。また、日本人の肌が薄いため発色は顕著に表れ、細くしわしわな高齢者の指先なども自然な血色と、しっとりした皮膚感になるので、何より自然になると感じています。

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Licensed Embalmer 久保田　玲

エンバーミングをしてきて、私はどの故人にもその時の精一杯で施術をしています。しかし、完璧ということは難しく、ご家族に喜んでいただいても、もっとこうすれば、ああすれば、と考えることがいつもあります。こんなことを話すと、そんな後悔されたら故人の立場がないと思われる方もいるかもしれません。防腐を主としているのがエンバーミングですが、やはりできる限り自然にを心がけ、施術後にメイクをして私の元を離れてしまうと、ご火葬日まで色々な意味で心配をしたりご家族はどう思われているか、ゆっくりとしたお別れができているかと、やはりずっと胸のうちにいます。火葬日の朝はつながっている空を見上げながら、独り言で「お疲れさまでした」というのが日課となっています。

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Hawaii State Licensed Embalmer 久保田　玲

エンバーミング薬品

日本でエンバーミングが施行されて何十年となりますが、使用する薬品は3年前まで1社の独占状態でありました。当社（ESCO社）の新しい薬品が入ってきても多くの技術者は戸惑ってしまうのは当然です。やはり、技術者としてSDSや含有物を把握し理解をして使用すれば、問題はないのですが難しいようです。

確かにアメリカと日本でエンバーミングをしていた私も感じるのは、肌にでる発色であったり、質感が違うことはとても感じています。家族や故人のため、ケースに合わせて様々な薬品を使用できるようになれば更によいと考えます。くぼたで販売している薬品（ESCO）は、透明感と自然な肌の血色と質感をもたらします。そして浸透力が高いので、安心して送り出すことができます。

是非日本のエンバーミング技術者のみなさまに、他社との違いを体感してしてもらいたいものです。ご遺体に様々なケースがあるようにエンバーミング薬品もそのケースにあう薬品があるのです。

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Licensed Embalmer 久保田　玲

エンバーミングの薬品は色々な種類があります。大まかに分けると
１）動脈用　２）体腔内用　３）排血用　４）補助剤　５）その他　になるかと思います。最近では技術者側の事も考慮された劇物（ホルムアルデヒド）の含有が少なかったり、気化率が少なかったりするものも出ています。くぼたの販売しているESCO社の薬品は、歴史が古いこともあって昔ながらの薬品が多いのですが、その分長い事技術者よりご愛好をいただいている商品が多く、確実な薬品とも言えます。日本での販売をはじめた当初はいくつもサンプルを施設にもっていき、技術者より新たな発見をいただき嬉しい驚きがありました。逆に、カタログにある内容の効果は見えないと不評もありました。もちろん好みもあるとは思いますが、一般的な薬品とは考え方やコンセプトが違う商品もありますので、ご遺体の状況、エンバーマー、施設の状況等で分けてお使いいただくのが効果的です。ESCO社商品によりご家族に少しでも笑顔が戻れば良いなと考えています。

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